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2006年9月23日 (土)

てん

ピーター・レイノルズ作 谷川俊太郎訳 あすなろ書房Photo_21

発刊年2004年 1365円

お絵描きの時間 苦手で何も画用紙にかけないワシテ どこにでもいそうな女の子です。

そこで先生にちっぽけな点を描いてみるように言われた。

そして『ねえ、サインして』

次の日、その点だけの絵はきれいな額縁に入れられて教室に飾ってあった。

もっといろんな点が描けるわ・・・とたくさんの点を描き始めるワシテ。

たくさんの種類のてんが、たくさんの色のてんをワシテは描き続ける。どんどんどんどん膨らむ想像力。。

子どもの持っている力を伸ばすとき、先生がどう導いてくれるかが影響しますね。

“ちゃんと描きなさい・・こう描きなさい”と命令口調で言うより“それって~~だよね”“こうやってみたら?”と問いかけや提案をしてみる。

教える・教えられるという関係ではなく、きちんとお話できる関係が好ましいですね。

そして、親子の関係も、きちんとお話できる。子どもが必要としているときに必要な言葉をかけてあげる。

この絵本でお絵描きがちょっと苦手だったあるお友達の子が絵描きをするのが好きになりました。たくさんの点、豊かな色合いの絵本です。訳は谷川先生ですが、先生の台詞、ワシテの台詞、とてもいい味を出しています。

すごく苦手なことをあるちょっとしたきっかけで克服できることは、子どもにとってはすごく幸せなこと。でもあえて子どもが不得意であることは苦手じゃなくて、まだドアを開いていないだけ・・・といいたい。

親が思っているより子どもの可能性というのははてしないもので・・・今こういう状況だからきっとこうに違いないと親が決め付けてしまうと、それがかえって子どもの可能性をせばめてしまうそうです。苦手なことを克服ではなく、新しく得意なものを見つける力が子どもには隠されているのです。そしてそれをほんのちょっとしたきっかけを与えてあげられるのはまわりにいる友達かもしれないし大人かもしれません。

子どもの未来を信じてあげましょう。

読んであげる目安 3歳から

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