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2006年9月15日 (金)

おつきさまこんばんは

林明子作・絵 福音館書店Photo_17

発刊年1986年 735円

たくさんの“月”を題材にした本があります。どの絵本の月もあたたかく人を照らし見守ってくれている。願い事をかなえてくれる。

実際のお月様もやさしい存在です。1番目のお月様もか細い中にもやさしさが感じられるし、まんまるお月様はほんとうに願い事を聞いてくれそうです。

日中活動する時間にお月様は見えません。でもだんだん太陽が沈みまっくらになる頃現れる月。一晩かけてゆっくり動き、また日によって形を変える。そういうことすべてをひっくるめてお月様は人と身近な存在であり、大昔から闇の夜を照らす守り神のような存在だったのでしょう。そしてそれは現代に生きる人たちにも本能的に受け継がれていることだと思うのです。

小さな子が初めてお月様を見ても“あーお月様だ”と喜んでいました。“夜”という不思議な時間に暗い空に大きく光るお月様は子どもにとってもすべてをつつみこむ存在なんでしょう。

この『おつきさまこんばんは』に出てくるお月様も、ニコニコしたり怒ったり泣いたりあっかんべーしたり、この本を通じて小さな子どもはお月様をとても身近に感じることができます。

雲に隠されて困った顔のお月様・・雲はお月様とおはなししたかっただけなのです。でも最後には雲さんも行ってしまって・・・

あーよかった おつきさまがわらってる

まんまるおつきさま、こんばんは こんばんは

そのやさしい文章は、ゆっくりと子どもを眠りへと誘います。ちょうどいい長さの文、繰り返される言葉・・・とてもいい絵本です。

林明子さんの描く濃紺の空にぼんやりうかぶやさしそうなきれいな色のお月様の絵もとても素敵です。

月様が見守ってくれているから・・・安心して眠るんだよ。

でも・・夜は寝ている赤ちゃんにお月様を見せてあげることは出来ないけれど、2歳ぐらいの子には本物のお月様をみせてあげたいな。きれいな空に光るお月様、絵本を読んであげると同時に本物を見ることもとても大事です。

読んであげる目安 0歳から

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