にゅーっするするする
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こどものとも傑作集2006年 840円
小さい子どもを持つ親としてみれば、同じ頃に生まれた子と比べて“ああ、うちの子の方が遅い!”“うちの子のほうが早く○○できた!”と一喜一憂してしまうもの。
でも、その子にはその子のペースがあるんです。それをゆっくり見守ってあげて欲しい。
『ゆっくりくまさん』は、何をするのもゆっくりで、木の実を取ろうにももう他のお友達に取られてしまって手に入れることができないくまさんですが、ゆっくりゆっくり歩んでいきます。
誰も行ってない河の向こうに山ぶどうを見つけて、知恵を絞って考えて河を渡ります。そしてたくさんの山ぶどうと出会います。
仲間の動物たちとも分けあって。
ほんわかとした気持ちになります。『わたしのワンピース』と同じ西巻さんの絵のジャケットのくまさんがとっても愛らしくてとてもいいです。
のんびりやさんだけど、地道に頑張るくまさん・・・私事ですがうちののんびり・慎重派、でも頑張りやな長女に重なるところがあります。
ゆっくりゆっくり育ってね・・・と親もやさしい気持ちになれる一冊です。
読んであげる目安 3歳から
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発刊年 2001年 840円
『いないいないばあ』の松谷みよ子さんと『ももんちゃん』シリーズでおなじみのとよたかずひこさんの素敵なコラボな一冊。あかちゃんのおいしい絵本シリーズです。
ハナコちゃんが野原を歩いていたら、大きなりんごの木が「だれも実を取って食べてくれないから、重たいよう」と泣いていました。「わたしが取って食べてあげる」と、ハナコちゃんがりんごの実を落としはじめると…。
小さなお子さんにも楽しんでもらえるかわいい絵と文章の絵本です。赤いりんごや元気そうなハナコちゃんがかわいいです。
この本を小さな子たちに読んであげると、“りんご、りんご~”と食べたそうにしてきます。
で、読みながら“はい、ぱくっ”“はい、ぱくっ”としてあげると、すごく喜ぶんですよね。
絵本を読みながら子どもたちは本当にりんごでおなか一杯にしているのかもしれません。
絵本を読みながら子どもはそうやって空想し、いろんなことを思い巡らせ、また、想像力を豊かにしていると思います。
『ぐりぐら』の卵焼き、『ちびくろさんぼ』のホットケーキ、『しろくまちゃん』のホットケーキ。絵本にはたくさんのおいしそうな食べ物が出てきますね。
残念ながら大人の人たちがこれらの絵本を読んでも子どもほど“食べちゃう”ことはないかもしれません。昔は持っていた“空想する力”は他のいろんなことを学んだり経験しているうちに少なくなっているのです。そしてそれは残念なことでもありますが、生きていく上では仕方がないことかもしれません。
そんな私たちでもできることがあります。子どもと一緒に“絵本を楽しんで読むこと”
子どもの時の自分に戻って絵本を読んでみる。りんごをはじめて食べたときのことを思い出してみる。子どもの目線に立ってみる。
すると、ただ読んでいただけの絵本も、りんごの香りがしてきます。
そうしたら子育てもぐーっと楽になるんです。どうしてかって?その答えは分かりますよね?
これ、本当です。だまされたと思ってやってみてください。
読んであげる目安 1歳半から
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ターシャ テューダー作絵 ないとうりえこ訳 メディアファクトリー社
発刊年2001年 1260円
アメリカを代表する絵本作家 ターシャテューダー氏のデビュー作です。(1938年)
現在91歳で100冊もの絵本を手がけており、最近では『思うとおりに歩めばいいのよ―ターシャ・テューダーの言葉』や『ターシャの庭』など、絵本ではない本も発売されている作者です。
ハロウィーンで使うかぼちゃのちょうちんを“パンプキン ムーンシャイン”って言うんですって。
シルヴィー・アンという女の子がハロウィーンの日に使うかぼちゃを探しに行くお話しです。
ころころ転がるかぼちゃはアヒルを脅かしたりおじさんにぶつかったり。ゴロゴロ~と転がってシルヴィーも動物たちも困りはててしまいます。
それでも最後にはかぼちゃちょうちんになります。目や口や鼻をくりぬいて蝋燭を点して・・・。
テューダー氏の素朴なかわいらしい絵がとにかく子ども(特に女の子は!)の心をくすぐります。ほんわかやわらかい絵のタッチがいいですね。
独特のタッチでアメリカの古き良き時代の農村の風景がいきいきと描かれています。動物たちもかわいいし女の子もとっても愛らしい。
この本がアメリカで初版されたのは1938年です。一体全体どんな子どもたちがこの絵本を読んでいたんだろう~と思いをはせてしまいました。
最近ではハロウィーンも身近なものとなり、お花屋さんにもたくさんのカボチャが置かれています。
うちの小さな娘たちも“かぼちゃだぁ~”と言ったり、下の子(2歳)はすでに“ハロウィーンだ”と言っています。
これを機会にかぼちゃが身近なものになり、かぼちゃをたくさん食べてくれるとありがたいのですが・・・。(と話がそれてしまいましたが)
外国からやってきたお祭りですが、子どもたちはどんなお祭りでもだーいすき。
最近では提灯用のカボチャも売られているので、本当のパンプキンムーンシャインを作ってみても楽しいですよ。
実りの秋を実感するとともに、季節の移り変わりを子どもと一緒に感じてみませんか?
読んであげる目安 3歳から
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発刊年 1982年 1260円
今日はちょっとおもしろい絵本です。
馬場のぼるさんの11ぴきシリーズ、色々ありますが我が家にあるのはこの一冊。
ちょうど今年の春 人形劇団クラルテさんがこの『11ぴきのねこ ふくろのなか』を上演され、その時に購入したものです。
トラネコ隊長をリーダーにしたねこ11匹がピクニック。お花畑では“とってはいけない”の看板。橋は“わたってはいけない”の看板。さてさて11匹のねこはどうするのでしょうか??
そして楽しいピクニックの途中 お化けウヒアハに捕まってさあどうしよう!11匹は皆で考え・・・。
素直に子どもも親も楽しんでもらえる一冊です。大人もいたずら大好きだった子どもの気持ちに戻って読んでみてください。
やってはいけないことをやっちゃう時の楽しさ、でもやっちゃったあとにどうなるか、などなど、いろんなメッセージは込められていると思いますが、そんなことは構わずとにかく楽しく読んでください。気に入って何度も読むことで子どもは自然といろんなことを感じていきます。それが絵本の楽しさです。
11匹のねこたちは皆明るいキャラ、そしてお化けのウヒアハもなぜか憎めないキャラクターです。
私は場面を盛り上げるために絵本には“とってはいけない”と書いてあるところを“とってはいけにゃーい”と読んでいます。(クラルテさんもこの口調でしたし・・・)
本当は絵本は一字一句正しく読むべきものですが、気持ちがもりあがってきたらちょっと読み方を変えてもいいかな?なんて思っています。
ぐりとぐらの歌におうち毎のメロディがあるように、おうちごとにいろんな読み方があっていいと思いませんか?
とにかく、11匹のねこの大冒険が楽しい一冊です。他の11ひきシリーズもあわせて一度トライしてみてくださいね。
人形劇団クラルテさんですが、銀河鉄道の夜、あらしのよるに、おまえうまそうだな・・・などなど本格的な作品を舞台で表現されている人形劇団です。来年のお正月は『ペンギンたんけんたい』のようですね。楽しみにしています。
私たち一家は『スーホの白い馬』『11ぴきのねこ ふくろのなか』を見させていただきました。幼稚園にも依頼があれば来てくださるようですよ。
人形劇団クラルテ←こちらもご覧ください
読んであげる目安 4歳から
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テレビの害がささやかれて久しいです。でもテレビやビデオ(教材も含む)と絵本どう違うの?って思う人も多いはず。
違うんです・・・。
テレビ、ビデオはすごい早いスピードで映像が流れます。それがたとえ子どもに良いといわれている教材ビデオであっても、やはり長時間見させたり子守状態にしないほうが良いと思います。
テレビ、ビデオは一方通行なんですよね。子どもが“あっ!”と興味を持ったところでも容赦なく映像は流れます。それも恐ろしく早く・・・。想像したり空想したりってことはできません。
絵本は読んでもらうにしても自分で読むにしても自分のペースを作り上げることができます。
興味のあるシーン、言葉、絵、じーっと立ち止まって考える。その間に子どもは考えたり想像したりできるのです。
そして、何度読んでもまったく同じようには読まれることはない。トーンが違っていたり声色が変っていたり。
それがまた子どもに想像する力を蓄えさせてくれるのです。
家事で忙しい時、しんどいとき、テレビのお世話になること、それは仕方ないことだと思います。
でも、絵本とテレビは違うんだってことを覚えておいてほしいなと思います。
また、テレビは一人で見れますが、字が読めない子は絵本は誰かに読んでもらわなければなりません。
それは、絵本ではどんな空想の世界でも、一緒に供に体験してくれる人がいることを指しています。
お母さん、お父さんと一緒だとどんな知らない世界でも勇気を出して冒険できることを表しています。
また裏を返せば、たった数枚の絵本は、子どもにとっては誰かと一緒じゃないと冒険できないというような大人には想像できないほどの空想の世界が広がるものだと思ってもいいと思います。
そして、その一緒に冒険してくれる人が“安心できる人”となります。子ども一人一人にとって安心できる人がここにいるんだ、という実感を絵本を通じて感じてくれるのではないでしょうか?
テレビ、ビデオを長く見せてはいけない・・と思っている人が絵本もテレビと同じで長々と読ませてはいけないと思っている人もいるようで、それはとても残念な話です。
絵本は何度でも何冊でも読んであげてください。それが子どもが安心と想像を見出せる場所のひとつだから。
ママもお気に入りの一冊を見つけて子どもと一緒に楽しんでくださいね。
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今日は十五夜、あいにくのお天気でしたが皆様いかが過ごされたでしょうか?
月を題材にした絵本はたくさんあります。
こちらでも紹介した
『14ひきのおつきみ』『おつきさま』『おつきさまこんばんは』
それ以外にも
エリックカール作 『パパ、おつきさまとって!』
マイケル グレイニエツ作 『おつきさまってどんなあじ?』
マーガレット・ワイズブラウン作 クレメント・ハード作 『おやすみなさい おつきさま』
アンドレ・ダーハン作 『ぼくのともだち おつきさま』
『おつきさま』で検索すると色々出てきますよ。
そういえば、月夜にうさぎたちがキャベツを盗みに行く話しもあったっけ・・・。
私はやはり『おつきさま』が一番好きです。
発刊年2001年 1050円
あなたのお気に入りはどんな本ですか?
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発刊年2003年 1260円
前に紹介した“金曜日の砂糖ちゃん”“よるくま”でおなじみの酒井駒子さんの作品。
子ども向け・・・と思いきや、大人にもオススメの一冊です。
まちで風船をもらったロンパーちゃんは飛んでいかないように風船を指にくくりつけてもらいました。
だから無事家まで到着・・・安心して紐をほどいたら・・・あららら~ロンパーちゃんの手の届かないところまで飛んでいってしまったよ。
そしたらとっても素敵なお母さんは風船の紐におさじをひとつくくりつけてくれた。
ういているのにとんでいかない
とんでいかないのにういている
ロンパーちゃんは喜んで風船と外に行きました。おさじのついた風船を相手におままごとして遊んでいると風がぴゅーとふいて高い木にひっかかってしまいました。
ロンパーちゃんはとっても悲しくなっちゃったけど・・・
夜、部屋から見る風船は
おつきさん みたいよ・・・・
ロンパーちゃんの表情やしぐさは大人たちに“子どもって本当にかわいい”と感じさせます。風船と一緒に遊ぶロンパーちゃんはとても愛らしく、風船がいなくなって泣いているロンパーちゃんもとてもかわいい。子どもって本当にこんなにいとおしいものなのだ・・・と思える一冊です。
もちろんその愛らしい子どもを描いているのはおなじみの酒井さん。独特の色使いに感心します。黄色、赤、グレー、とってもきれい。
文章は子どもに寝かしつけに読むにはちょうどよいやわらかいなめらかな文章です。やさしいお母さんの気持ちが子どもにも伝わるかな?
大人である私たちにとって、他の酒井さんの作品と同様、“子どもの頃の原風景”が思い出される本です。子どもの頃の自分に戻って読んでみるのもよいのではないでしょうか?
また、真っ白な心を持っている純粋な子どもたちにもぜひ読ませて欲しい一冊です。
読んであげる目安 3才から
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発刊年1981年 1050円
うさぎさんが椅子を作りました。自分が作っためじるしに椅子に短いしっぽをつけました
どうやって使おうかな?? いい考えがある。 と、たて看板を作って大きな木の下に椅子をおきました
『どうぞの椅子』
最初にやってきたロバさんはたくさんのどんぐりの入ったかごを背中に背負っていたので『どうぞの椅子』をみて喜びました。
おや なんてしんせつないすだろう
ロバがどんぐりのかごを『どうぞの椅子』に置いて木陰で一眠り・・・すやすや(ロバさんが座るにはちょっと小さすぎたんでしょうね)
次に訪れたくまさんはどんぐりが置かれた『どうぞの椅子』をみて、どんぐりを食べていいと勘違い。すっかり食べてしまいました。
でも
からっぽにしてしまっては あとのひとにおきのどく
と自分のはちみつを『どうぞの椅子』に置いていきました。次にきつねが訪れリスが訪れ・・・。
文句なくやさしい気持ちになれる本です。
私は絵本を通じてなにかはっきりと子どもに教えたいと常々思っているわけではありません。ただ純粋に楽しむこと、絵本でもなんでもいいんだけれど、何か大好きなものを娘たちに持っていてもらいたい、それが絵本ならいいな、と思って絵本を読み聞かせしています。
だからこの本や他の本を読んで“やさしい気持ち”の子どもになれますように・・・と強要したり期待したりしているわけではありません。
でも、この本は読み手が何も教えなくても聞き手である子どもたちは“やさしい気持ち”“思いやりの気持ち”を感じるのではないでしょうか。そして読んでいる人もやさしい気持ちを感じる・・・明日からもまたみんなにやさしい気持ちでいられたら・・・と思う。誰かが何かを教えるのではなく、ともに幸せな気持ちを共感できる・・・それが絵本です。
やさしい顔をした動物たちの絵からもそれは伝わってきます。
また文章も流れがよく、小さい子どもには心地よく感じます。
絵本を読んでまた一つ心にやすらぎを・・・そんな一冊です。
ちなみに同じコンビの作品『もりのおくのちいさなひ』がうちの娘にとっては先に読んだものでした。
1歳~2歳にかけて、毎日のように寝る前に読んでいたので実は私は文章を暗記しているくらいです。
『どうぞの椅子』に出てくるきつねさんやりすさんも登場しますよ!こちらは動物たちとおじいさん・おばあさんの心温まる交流のお話・・・冬にオススメの一冊です。
読んであげる目安・・・3歳から
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