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2007年3月24日 (土)

たんぽぽ

平山和子 文・絵 北村四郎 監修 福音館書店

かがくのとも傑作集1976年発刊 本体価格838円Photo_77

がやってきました。今年は暖冬の影響で、2月ごろから時々たんぽぽをみかけたりしましたが、もちろんの花です。

今日は素敵な絵本 “たんぽぽ” のご紹介

平山和子さんは“くだもの”“まめ”など、絵に関しては定評のある方。

本物そっくりでありながらどこかあたたかく、人間味あふれる絵を描かれます。

この“たんぽぽ”は“たんぽぽって知ってるけどよく知らない”子どもたちにたんぽぽの花の話や草の話、もちろんわたげの話も・・・教えてくれる一冊です。

冬の間は背を低くしているたんぽぽの草ですが、根はとっても深く地面の中に広がっているとか、晴れた日は花開くたんぽぽも雨の日は花が開かないそうです。親も知らないようなことを教えてくれる一冊ですが決して難しい本ではありません。

わたげが空を飛び、いろんなところに根をおろしていくたんぽぽです。

子どもも大人も地面に一生懸命草をはべらせ、花をさかせ、わたげを飛ばす(時には親子でふーっと)たんぽぽに、深い思い入れがあるのではないでしょうか?

そんなたんぽぽだからこそ、この一冊は特に素敵な本です。

このような絵本を読んで、また道端でたんぽぽに出会う。そういうことを繰り返していくことが絵本の醍醐味ですね。

そして、冬に紹介した“ばばばあちゃんのおもちつき”もそうでしたが、福音館書店が作り出す科学と絵本との出会いって本当に素敵だなぁと思います。

読んであげる目安 4歳から

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2007年3月13日 (火)

進級にオススメの一冊

おおきくなるっていうことはPhoto_75

中川ひろたか作 村上康成絵 童心社

発刊年 1999年 1365円

私が連載しているネット通信の3・4月号にも載せましたが、やはりここでもオススメしておきます。

3月ですね。もうすぐ幼稚園も終園式でしょうか?4月からは年少さんは年中さんに、年中さんは年長さん・・・また一つ大きくなりますね。

この本は

おおきくなるっていうことは洋服が小さくなること、水に顔を長くつけれるようになること・・・あんまり泣かないってこと、木に登れるようになること・・・

・・いろんなおおきくなるっていうことは・・・についてお話が続きます。

子どもたちはそうか~と思い、親もまたこの絵本を読んで“大きくなった我が子”にじ~んとなることでしょう。

私が好きなところは、おおきくなるっていうことはじぶんよりちいさなひとがおおくなるってこと というところ。そして・・おおきくなるっていうことは・・・ちいさなひとに・・・どうすることでしょう?ここは本を開いてのお楽しみ。

こないだまで年少さんだった子どもたちも4月からは年中さんです。今まで一番小さくて手を引いてもらっていた子達は、知らず知らずの間この1年で成長し、4月からは誰かの手を引くのだな~。

鉄棒だって水泳だって、出来ないことは一つずつ出来るようになってくるんだよ。あなたたちには素敵な輝く未来がずーっとずっと続くのだから。

そして、絵本の中では実際保育しでもあった中川氏が登場し、こう言ってくれます。

またひとつ おおきくなったみんな おめでとう

読んであげる目安 4歳から

同じ中川&村上コンビの“みんなともだち”もオススメです。Photo_76

こちらは卒園する子どもたちに、幼稚園での思い出を綴った一冊です。

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2007年3月 2日 (金)

石井桃子さん 現役で100歳

クマのプーさん”“ちいさいおうち”の翻訳家でいらっしゃる石井桃子さんがこの3月10日で100歳になられます。

みんなでお祝いしましょう♪♪♪

たくさんの翻訳本を出され、ご自身の作品も多数ある石井さん、知らず知らずのうちにあなたも手に取ったことがあると思います。

今なお現役で、2006年にはご自身が50年前に翻訳された“100まいのきもの”をリメイクし“100まいのドレス”を世に送り出しました。

また、東京子ども図書館の原型である“かつら文庫”をはじめられたのも石井さんであります。

ちいさなうさこちゃん 

ディックブルーナ作 石井桃子 訳Photo_73

福音館書店 発刊年1965年 630円

ブルーナ作のミッフィーシリーズは他の翻訳家からも出ていますが、やっぱりこの

“ちいさなうさこちゃん”はオススメ。

ふわふわさんにふわおくさん・・・ミッフィーという名前はでてこなくて、赤ちゃんはうさこちゃんです

ふわふわさんとふわおくさんのおうちに赤ちゃんが生まれて、お友達の動物たちがお祝いに来てくれるというお話。独特の絵が色鮮やかで、赤ちゃんのためのファーストブックにはぴったりです。

他からミッフィーという名前で絵本が出ていますが、このうさこちゃんシリーズは特別。石井さんの作る文章がメロディのように流れていきます。

読んであげる目安 0歳から 

ちいさなねこ Photo_74

石井桃子作 横内襄絵 

こどものとも傑作集発刊1967年 780円

“ちいさなねこ”もオススメです。

ちいさな ねこ おおきなへやに ちいさなねこ 

部屋を飛び出して冒険して、あぶないことにもたくさん出会って、すんでの所でお母さん猫が助けに来る。最後はお母さん猫からおっぱいをもらって・・・幸せ・・・というこのお話

ちいさな猫(愛すべきキャラクターであり、子どもの分身でもある)が冒険をして(子どもは冒険が大好き)、最後には安全な場所に戻るという、子どもが大好きなお話です。

横内さんの猫の絵がとってもリアルで動いているように描かれ、それに石井さんのシンプルでリズミカルな文章が、ただの絵本を目の前で起こった出来事のように映し出しています。

きちんと描かれた絵と、美しい文章・・・絵本の醍醐味というべき一冊ではないでしょうか?

読んであげる目安 0歳から 絵本には3歳からと書かれていますが、0歳児でも楽しめると思います。

石井さんの絵本にはいつも美しい言葉・文章がつづられていて、きっと言葉を大切にしている方なんだな、と思っています。

これからもますますご健在で、たくさんの素敵なプレゼントをわたしたちや子どもたちに贈ってくださることを祈っています。

お誕生日おめでとうございます。

お近くの書店でも石井桃子フェアーをやっていますよ。

詳しくはこちらをご覧ください。

福音館HP 石井桃子さんフェアのページ

http://www.fukuinkan.co.jp/writer/ishii/

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